俺「わあああっ」

桃香「おー。じかにさわるのは初めてだねぇ。……わぁ、カッチカチ」

柚子子「あれが片山くんのおち○ちん……なんだかすごく……グロテスクな感じ……」

俺「ガン見しないでください! あと、グロテスクって……傷つきますよ……なんとなく」

柚子子「あっ、ご、ごめんなさい! え、えっと、あの、その、いい意味でよ? いい意味で」

俺「グロテスクという言葉のどこにいい意味があるんですか!」

柚子子「うぅっ……ごめんなさい……」

俺「泣くことないでしょう!」

泣きたいのはこっちだ。

ここな「そんなに硬いんですか? それ……」

桃香「気になるんだったら、さわってみる?」

ここな「そ、そそそ、そんな! めっそうもない!」

桃香「そんなこと言ってるけど、興味津々なんでしょ?」

ここな「そっ、そそ、そんな、そんなことないです!」

桃香「そう、じゃあまた今度ね。他にさわってみたい人はいる?」

玲奈「……ノーサンキュー。……無理」

汚物を見るような目で見られてますけど!
さわってほしいわけではないけど、なんだか傷つく。複雑な男心ってやつか。いや、それを言うなら乙女心か。

真琴「ボクもいいです。見ているだけで十分っていうか……」

俺「いや、見なくていいから」

真琴「ご、ごめんなさい! でも、目が離せないっていうか……」

桃香「あは、ぴくぴくしてる。みんなに見られて興奮しちゃったのかな? かわいいー」

俺「そんな性癖はないし、かわいいって言うなーっ!」

桃香「じゃあ、経験はあるわけ?」

俺「け、経験?」

桃香「童貞なのかって聞いてるの。まあ、このブツの感じだと、童貞卒業していたとしてもそんなに
場数は踏んでなさそうだけど」

俺「……っ。……経験なんてないよ」

桃香「本番経験は無しか。じゃあ、ペッティングとかそういうのはしたことある?」

俺「……ない」

桃香「キスは?」

俺「……ないよ」

桃香「なるほど、なるほど。……これで、最大時かしら? それじゃ……」

俺「測るなーっ」

桃香「部員のデータをとっておくのは基本でしょ。うちはまじめに部活動に取り組んでいるんだから」

俺「まじめの方向性が違うだろ……」

桃香「何事にもまじめに取り組むのが学生の本分ですよね、先生?」

柚子子「え? ええ……そうね……そうよね……たぶん」

俺「肯定しないでください!」
俺「(だめだ、この顧問……)」

桃香「ここにゃん、ノートに記録つけて。片山くんの息子の勃起時の長さ、14cm、幅、4cm。
……まさに平均値というところね」

ここな「はいっ、書きました」

ここにゃんというのは彼女のことらしい。
なんだか屈辱的だ。いや、平均以下じゃなかっただけ、まだいいのか?

真琴「……いいなぁ」

俺「……え?」

真琴「い、いいえ、なんでもないです……」

俺「……?」

桃香「それじゃ次はタマタマちゃんね」

俺「タマタマちゃん言うな」

桃香「じゃあキンタマ」

俺「やめいっ。そんな言葉を口にして恥ずかしくないのか?」

桃香「全然♪ あ、キンタマの直径は4cmね。正常に発達してるよ、よかったね〜」

俺「……」

こいつはかわいい女の子の皮を被った何か別の生き物なんだ。きっと中の人がいるんだ。そうに違いない……。

桃香「だけど、なんだかんだ言っても、キミの息子、ちっとも萎えないじゃない。元気元気♪」

桃香はそう言って、定規をここなに渡すと、俺のペニスを握って手を滑べらすように動かした。

しこしこしこしこ

俺「あうっ」

桃香「気持ちよくしてあげるよ。これも初めての経験だってことだよね。自分でするのとどっちが
気持ちいいかな? がんばるね♪」

自分で自分のものをしごくのと、他人にしごかれるのとでは、感触が全く違っていた。

桃香「先っちょからぬるぬるしたものが出てきた……これ、我慢汁ってやつだよね
……気持ちいいってことだよね?」

俺「……」

悔しいけど、気持ちいい。
複数の目に見られているそんな状況だっていうのに、そんなことどうでもいいと思えてくるほど
気持ちよさが押し寄せてきて、頭の中が白く染まっていく。