玲奈「ううっ……やっぱりこうやって近くで見ると……ひるむ……」

桃香「大丈夫、日本のメーカーは優秀よ! れにゃんの手を汚れからバッチリガードしてくれるから」

俺「あれ……? それは……手術用のゴム手袋」

桃香「そう。まあ妥協点だと思って納得してあげて。れにゃんも努力しているから」

ああ……まあ、そういうことか。僅かに寂しくもあるけれど、これくらいはきっと仕方ないのだろう。
俺は納得して頷く。

俺「ま、まあ……瑞樹さんも我慢してると思うから。これくらいは気にしないよ」

玲奈「……うう、かたじけないでござる」

俺「……誰?」

何だかわからないノリになりながらも、玲奈が俺のペニスに手を伸ばしてくる。
俺は少しだけ緊張する。まあ、さっきあれだけ消毒されたのだから、我ながら仕方ないとも思う。

玲奈「えっと……」

ゴム手袋を介して、玲奈の指がそっと俺のペニスに絡みつく。

俺「うっ……」

これは……独特の刺激があるな。まあ、相手が玲奈だと思えばこそだけれど……

桃香「はい、じゃあ長ーくかかったけれど、やっと今日の実技に入りま〜す。今日のテーマは手コキ!」

俺「あ、ああ、そうだったよな……忘れかけてた……」

真琴「……そうですね」

ここな「あれ? 手コキって、どんなことでしたっけ……?」

桃香「キミたち、わざと? もー。はい、いいから、れにゃん、実践実践!」

玲奈「……うん」

さっきまでと比べると、随分と自分を取り戻して落ち着いた様子の玲奈が、
ゴム手袋を案外スムーズにペニスに擦りつけてくる。

俺「おっ……うあっ……」

その動きが予想外だった事もあり、擦りつけられるゴム手袋からの触感に、俺は思わず軽く唸ってしまった。

桃香「あらぁ。片にゃん、案外いい顔してるじゃな〜い?」

俺が歯を食いしばっていると、桃香がからかうような声をかけてくる。

俺「いや……まあ、な。くっ」

こんな丸見えの状況で誤魔化しても仕方が無い。俺は声をなるべく深く飲み込みながら、頷く。

玲奈「……まだ痛い?」

玲奈は複雑な表情でペニスを擦りながらも、それなりに心配そうに声をかけてくる。

俺「……いや、ちゃんとしごけてるよ」

玲奈「……ならいい」

玲奈の手に僅かに力がこもり、ゴム手袋ごしにも、細い指の形がしっかりと感じられる。
精神的には物足りなくても、ゴムの摩擦そのもので快感は思っていたのより激しい。
しゅっしゅっしゅっしゅっ……ぐにぐにぐにぐに……

俺「おっ……ううっ、おうっ……」

リズミカルになってきた強い摩擦の刺激に、思わず腰を屈めて快感を堪える。
ペニスと尻の間くらいにグッと力がこもる。気を抜かないと、一気に達してしまいそうだ。

玲奈「ひっ……!」

桃香「あー、片にゃん、カウパー出てる、あはっ」

口数の少ない玲奈の後ろで、もはや解説役になっている桃香が呟く。
まあ、言われなくてもわかる。ゴム手袋の微妙な刺激が、達するギリギリくらいの恒常的な
強い快感を送り込んできていて、明らかにペニスの根元で栓が緩んでいる。
滲み出していても、おかしくないだろう。

俺「くっ……気持ち良いんだよ。恥ずかしいからからかうな」

桃香「へー? 何よ、片にゃんまで素直になっちゃって」

桃香は俺が簡単に認めたのが逆に意外だったようで、俺の言葉に驚いてみせた。
俺は気恥ずかしくなって、なんとなく軽く腰を前後させる。

玲奈「わっ……ちょ、ちょっと困る……」

俺「うっ……だ、駄目か……?」

玲奈「だって、跳ねたりたら……気が狂うかも……」

……それは問題だ。

桃香「れにゃん、でもそれ、れにゃんの手が凄く気持ち良いってことだよ?」

玲奈「……気持ち、いい?」

俺「あ、ああ……」

玲奈「そう……」

ぐにぐにぐに……しゅっしゅっしゅっ……ぐにぐに……ぐしぐしぐし……

俺「あっ……うわっ、ちょっと……」

玲奈「……少し、楽しくなってきた……」

俺が腰を動かしてから、玲奈の手が動きを増していく。
何かのコツをつかんだのだろうか。表情も穏やかになって、手の動きが大きくなってくる。

俺「うっ……ぐぐっ」

亀頭の付け根の敏感な部分が擦れて、思わず声が漏れる。もう片方の手が、違う速さで茎の部分をしごく。

俺「うあ……やべっ……」

快感が一気に高まっていく。ペニスの付け根から湧き出た快感が、真っ直ぐに喉の辺りを突上げてきて、
締め付けられるような感覚に襲われる。