いくみ「ふぁ、あっ、ああっ、ん……透、もっと優しく……」

透「あ……ああ、うん、分かったよ」

自分で自分の言葉に息を飲む。俺は今、何て言った?
これじゃまるで、受け入れたみたいじゃないか。透の乱暴を。透の告白を。

透「……こうか?それとももっと力を抜くのかな」

透の指が、爪で擦るように全身を刺激してくる。今までが乱暴だったせいで、その触れるか触れないかの感覚が極端に切ない。

いくみ「あ、あ、う……ひ! んっ」

切ない。気持ちいい。涙が滲んでしまう。腰が浮いて、蠢く。
透の指が、服の上から胸の突起をこねまわす。もしかして、触れて分かるほどに硬くなっているのかもしれない。

いくみ「そんな……摘まないで……んっ、ひぅっ!」

透「なあ、いくみ……ぱんつ、濡れてきたぞ?」

いくみ「え……んんんっ!」

透の指が、割れ目に減り込んで蠢く。その不規則な動きが今まで感じた事のない快感を生み、だるいような甘いような、不思議な感覚が背中を流れていく。

いくみ「ふぁ、あっ、あひっ、ひ……んっ、あ、ああっ、あっあっあっ」

全身が緊張して背中が丸まる。切なくて、息が苦しくなる。
触れられている感触自体も気持ちいいが、この、男の大きな指が自分の身に減り込んでいる事実が、何故だか異様な快感を生み出していく。

くちゅり、くちゅ、くにゅくにゅくにゅ

いくみ「ひ……ああ、んっ」

自分の下半身が熱くなり、肌が高揚しているのが分かる。
汗をかき、全身が湿っていく。割れ目が、陰唇の奥が疼く。

透「ほら……な?」

ぐちゅりっ

いくみ「ひぃん!」

奥にある穴の周囲を擦られて、粘膜の捻られる感覚に息を飲む。
全身が震える。目を開けていられなくなってくる。